講座
近代産科学の歩み(2)—狹骨盤の問題
大島 正雄
1
1母性科学研究所
pp.32-36
発行日 1955年4月1日
Published Date 1955/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611200827
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.早産児哺育と狹骨盤
前回では,近代産科学の特色の一つとして,早産児哺育法の進歩を挙げ,その目醒しい歩みについて述べた.分娩時,胎児がある程度未熟,虚弱であつても,充分に哺育出来るということになると,これと結びついて第1に考えられる母体側の問題は狹骨盤であろう.
Copyright © 1955, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.