口絵
家庭管理—狹い台所の使い方1例
pp.2-4
発行日 1959年1月10日
Published Date 1959/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201782
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これは栄養短大の上田フサ先生のお宅の台所である.この家は建さな台所であるが,大変手順よく作られており,作業がすべて右か「決して理想的ではありませんが,限られた寸法と地形の中では,す」と先生自身云われるよう緻密に計算され,工夫されている.入沢山の戸棚がつけられ,その戸棚が実に整理されていることである.棚の不合理さは完全に改善されて,お皿やどんぶりに合わせて規格されており,1つのものを取り除いて,下のものを取り出すという心されている.戸棚の蓋の開閉も上に空ければ左手で押えていなけ両手が使える.--そこまで計算されている.この台所を作るに当の作業を緻密に考えたということである.
あるべき所に常にあるべきものがある.だから誰か使つてもどこである.
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