講座
新生児の死亡とその主要原因(その2)
村松 稔
1
1国立公衆衛生院
pp.22-27
発行日 1955年4月1日
Published Date 1955/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611200825
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
死亡原因からみた日本の新生兒死亡
現在のところ一番新しい資料は昭和25年度の死因別新生児死亡数です.間もなく昭和27年のが発表になるかと思いますが,全体の傾向には大した相違はありませんから,ここでは昭和25年の統計から生後28日未満の死亡について原因別に観察してゆくこととします.統計上便われる死亡原因の名前は,昭和25年以後は国際間の協定によつて従来と大分模様がかわり,わかりにくくなりました.以下順を追つて必要に応じては従来の名称と比較しながら述べてみます.
まず第一に昭和25年度,日本の生後28日未満の総死亡数64.142を死亡の原因別にならべると,下の表のようになります.
Copyright © 1955, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.