講座
胞状奇胎と絨毛上皮腫
關 闡
1
1都立墨田産院
pp.6-11
発行日 1953年10月1日
Published Date 1953/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611200450
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胞状奇胎及絨毛上皮種は何れも絨毛膜絨毛が變化して発生するもので特異な臨牀上ならびに病理学上の所見を持つているために,古く第6世紀(奇胎)第18世紀(上皮腫)から正確な記載があるにかゝわらず,現在未だにその発生原因については確定した説がないという,きわめて興味あるたがいに関連性の密な病気である.
いま東大における胞状奇胎(三宅)及び絨毛上皮腫(関)の統計を基礎に兩疾患について概略を記すことゝする.少しでも諸姉の参考になれば幸いである.
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