Japanese
English
特集 非がん性疾患の緩和ケアとリハビリテーション医療
非がん性呼吸器疾患
non-malignant respiratory disease
神津 玲
1,2
,
北川 知佳
3
Ryo Kozu
1,2
,
Chika Kitagawa
3
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科理学療法学分野
2長崎大学病院リハビリテーション部
3長崎呼吸器リハビリクリニックリハビリテーション科
1Department of Physical Therapy Science, Nagasaki University Graduate School of Biomedical Sciences
2Department of Rehabilitation Medicine, Nagasaki University Hospital
3Department of Rehabilitation Medicine, Nagasaki Pulmonary Rehabilitation Clinic
キーワード:
非がん性呼吸器疾患
,
慢性閉塞性肺疾患
,
間質性肺疾患
,
呼吸ケア
Keyword:
非がん性呼吸器疾患
,
慢性閉塞性肺疾患
,
間質性肺疾患
,
呼吸ケア
pp.1259-1263
発行日 2024年12月10日
Published Date 2024/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552203279
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はじめに
高齢者人口が急速に増加している本邦では,肺癌,肺炎といった呼吸器系疾患が死亡原因の上位を占めるとともに,慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)や間質性肺疾患(interstitial lung disease:ILD)に代表される慢性呼吸器疾患による死亡者数も増加している.これは,当該患者における治療管理や日常ケアに加えて,終末期(あるいはエンドオブライフ)医療や緩和ケアのあり方も重要な課題であることを意味しており,リハビリテーション医療の役割も期待されている.
本稿では,COPDとILDを中心とした非がん性呼吸器疾患(non-malignant respiratory disease:NMRD)の終末期を対象とした緩和ケアとリハビリテーション医療について,疾患特異的視点から概説する.
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