Japanese
English
特集 病院横断的活動とリハビリテーション
呼吸ケアチーム
Respirator care support team
鵜澤 吉宏
1
Yoshihiro Uzawa
1
1亀田総合病院リハビリテーション室
1Department of Rehabilitation, Kameda Medical Center
キーワード:
呼吸ケア
,
チーム医療
,
コンサルテーション
,
理学療法エスチル
Keyword:
呼吸ケア
,
チーム医療
,
コンサルテーション
,
理学療法エスチル
pp.13-16
発行日 2019年1月10日
Published Date 2019/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201523
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呼吸ケアチームの概要
呼吸ケアチームは平成22年(2010年)度の診療報酬改定により生まれた.当時重点課題であった急性期入院医療の評価と勤務医負担軽減という点から,急性期入院医療において手厚い人員体制を確保し,多職種が連携してより質の高い医療を提供することで,病院勤務医の負担軽減にも寄与することを目的とした取り組み1)の一つとして,呼吸ケアチーム加算が新設されたことが背景にある.なお同時期に同様の目的で新設されたものに栄養サポートチーム加算がある1).
呼吸ケアチームは医師,看護師,臨床工学技士,理学療法士などからなるチームであり,人工呼吸器の離脱に向け,適切な呼吸器設定やリハビリテーションなどを総合的に行うことが期待される.現在の診療報酬の規定では,呼吸ケアチーム加算の算定対象は,48時間以上継続して人工呼吸器を装着している患者で,人工呼吸器を装着している状態で当該病棟に入院した日から1か月以内の患者,または当該病棟に入院した後人工呼吸器を装着し,装着日から1か月以内の患者であることとされる.この加算の算定は呼吸ケアチームによる診療が行われた場合,週1回に限り150点を算定できる2).
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