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入門講座 小児リハビリテーションに必要な評価法・11
発達障害の特性別評価—Multi-dimensional Scale for PDD and ADHD(MPSA)
Trait-based assessment of developmental disorders: Multi-dimensional Scale for PDD and ADHD(MPSA)
船曵 康子
1
Yasuko Funabiki
1
1京都大学大学院人間・環境学研究科
1Graduate School of Human and Environmental Studies, Kyoto University
キーワード:
神経発達症
,
自閉症
,
ADHD
,
特性
,
レーダーチャート
Keyword:
神経発達症
,
自閉症
,
ADHD
,
特性
,
レーダーチャート
pp.1209-1214
発行日 2023年11月10日
Published Date 2023/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202975
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近年は,知的障害を伴わない発達障害が早期に診断されるようになり,小児リハビリテーション分野において,自閉スペクトラム症(autism spectrum disorder:ASD)などの発達障害をもつ子供は増加している.また,発達障害児はしばしば発達性協調運動症(developmental coordination disorder:DCD)も併発しており,運動面も含む療育対象となっている.ただ,発達障害児一人ひとりの行動特徴の多様性は大きく,併存する発達障害の下位分類の重なり方やおのおのの程度について個別性を重視したアセスメントが必要となっている.そこで本稿では,発達障害の各特性の程度を評価,視覚化するツールであるMulti-dimensional Scale for PDD and ADHD(MSPA)を紹介する.
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