Japanese
English
入門講座 小児リハビリテーションに必要な評価法・9
Pediatric Evaluation of Disability Inventory(PEDI)
Introductory lecture “evaluation methods necessary for pediatric rehabilitation”
里宇 明元
1
Meigen Liu
1
1慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
1Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine
キーワード:
機能評価
,
日常生活活動
,
計量心理学
,
標準化
,
臨床応用
Keyword:
機能評価
,
日常生活活動
,
計量心理学
,
標準化
,
臨床応用
pp.973-981
発行日 2023年9月10日
Published Date 2023/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202925
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質の高い小児リハビリテーション診療の実践には,標準化尺度による児の機能状態やその変化の客観的評価が不可欠である.Pediatric Evaluation of Disability Inventory(PEDI)は,この目的で開発された小児の日常生活活動尺度である1).PEDIは,norm-referenced(正規化した母集団のなかでの個人の位置を測定する)およびcriterion-referenced(獲得すべき機能に見合った行動が可能かどうかを測定する)の尺度であり,6か月〜7.5歳の小児およびこの年齢相当の機能レベルの年長児を対象とする.PEDIは,Costerら2)の「乳幼児における障害の概念的モデル」(図1)に基づき,日常の機能的活動における特定のスキル要素の遂行能力(capability)と複数課題からなる統合的活動における介助量(performance)を測定して,臨床評価,プログラムモニター,機能改善の測定,臨床的意思決定に活用することを目的に開発された1).
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