Japanese
English
特集 脊髄損傷の多角的マネジメント
排便障害
Defecation disorder
山内 利紗
1
,
植村 修
1
Risa Yamauchi
1
,
Osamu Uemura
1
1国立病院機構村山医療センターリハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Murayama Medical Center
キーワード:
脊髄損傷
,
排便コントロール
,
膀胱直腸障害
Keyword:
脊髄損傷
,
排便コントロール
,
膀胱直腸障害
pp.1087-1091
発行日 2022年9月10日
Published Date 2022/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202613
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はじめに
脊髄損傷の症状の1つとして排便障害が挙げられ,便秘や便失禁,下痢などそのものの問題に加え,排便に対する不安や恐怖により心理的負担の増加や行動範囲の制限などが生じる1,2).
脊髄損傷における排便管理とは,適切なタイミングで適切な時間をかけて十分な排便を行い,失禁のない状態をめざすことである.適切な排便管理は,褥瘡や自律神経過反射など合併症の予防にもつながる.
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