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編集後記
川
pp.616
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201981
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新型コロナで最も売れなくなったものは乗り物酔いの薬だそうです．外出自粛のなか，旅行や帰省で長時間乗り物に乗る機会はなくなり，GWも巣ごもり生活を余儀なくされました．一方で売れているものとして目を引くのは小麦粉．自宅でのパン作りやお菓子作りが流行しているとのこと．そして出版界では，カミュの「ペスト」が世界的に売れているそうです．「予言の書」として改めて読み直す人が続出しているようです．
さて，今月号の「Sweet Spot-文学に見るリハビリテーション」では高橋正雄先生がダニエル・デフォーによる「ペスト」を急遽取り上げてくださいました．緊急事態宣言が一部解除され，少し気が緩み始めている今，まさにタイムリーで興味深い内容の記事となっています．「ロビンソン・クルーソー」で有名なデフォーですが，「ペスト」は未読でした．この機会にぜひ読んでみなければと思った次第．
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