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特集 地域医療計画のインパクト
奈良県地域医療構想の推進—病院機能の見直しを中心として
Promotion of the Nara Community Health Care Visions with a focus on reviewing hospital functions
鶴田 真也
1
Shinya Tsuruta
1
1奈良県福祉医療部医療政策局
1Nara Prefecture Medical Policy Bureau
キーワード:
地域医療構想
,
医療機器
,
病床機能報告
,
面倒見のいい病院
Keyword:
地域医療構想
,
医療機器
,
病床機能報告
,
面倒見のいい病院
pp.549-556
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201967
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はじめに
奈良県(以下,本県)においても高齢化が急速に進み,医療のあり方は,従来の青壮年の患者を対象とした「病院完結型」の治す治療から,高齢の患者を中心とした病気と共存しながら生活の質の維持・向上を目指して,地域全体で治し支える「地域完結型」の医療に転換する必要がある.
このような変化に応じた新しい地域医療の仕組みを構築することを目指して,医療機関が医療機能の分化と連携により,高度急性期機能から在宅医療までの一連のサービスを地域において総合的に確保できる適切な医療提供体制の実現を目的として,奈良県地域医療構想は,2016年3月に策定された.
本稿では,この地域医療構想の実現に向けた本県の取り組みを紹介する.
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