Japanese
English
特集 歩行障害にどう対応するか
歩行耐久性の向上
Approach to improve ambulatory endurance in hemiplegic patients
大隈 秀信
1
,
佐藤 達矢
2
,
松本 哲夫
1
Hidenobu Okuma
1
,
Tatsuya Sato
2
,
Tetsuo Matsumoto
1
1熊本託麻台リハビリテーション病院リハビリテーション科
2熊本託麻台リハビリテーション病院脳神経内科
1Department of Rehabilitation, Kumamoto Takumadai Rehabilitation Hospital
2Department of Neurology, Kumamoto Takumadai Rehabilitation Hospital
キーワード:
歩行
,
耐久性
,
トレーニング
,
離床
,
病棟練習
Keyword:
歩行
,
耐久性
,
トレーニング
,
離床
,
病棟練習
pp.317-323
発行日 2020年4月10日
Published Date 2020/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201918
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はじめに
脳損傷による片麻痺患者は,治療中の安静や運動障害による生活上の不活動のため全身持久力の低下を来し,歩行の耐久性が低下しやすい1,2).片麻痺による非効率な歩行も,達成可能な歩行距離の制限要因となり,歩行の耐久性低下の原因となりうる3).
本稿では,主に脳卒中片麻痺患者の全身持久力改善による歩行耐久性の向上に関して,文献にみられる回復期,生活期の訓練介入例を紹介するとともに,片麻痺患者の入院生活における離床の拡大,身体活動量増大に関する病棟全体の取り組みについて述べる.
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