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特集 脳卒中のリハビリテーション処方
—回復期②高次脳機能障害主体(失語症含む)—脳卒中回復期における高次脳機能障害のリハビリテーション処方
Rehabilitation prescription for stroke patients with cognitive disorder in Kaihukuki rehabilitation ward
原 寛美
1
Hiroyoshi Hara
1
1桔梗ヶ原病院高次脳機能リハビリテーションセンター
1Cognitive Rehabilitation Center, Kikyougahara Hospital
キーワード:
脳卒中
,
回復期
,
高次脳機能障害
,
神経心理検査
Keyword:
脳卒中
,
回復期
,
高次脳機能障害
,
神経心理検査
pp.125-130
発行日 2018年2月10日
Published Date 2018/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201218
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はじめに
脳卒中診療・リハビリテーションにおいては,運動機能障害のみではなく,認知機能(高次脳機能)の評価とリハビリテーションは必須となる.運動機能障害を呈することなく,脳卒中の病巣によっては高次脳機能障害を主症状として呈することが少ないないために,その評価法としての標準的神経心理検査に習熟することと,さらに今日までに明らかにされ,支持されてきているリハビリテーションの方法論を導入していくことが求められる.回復期リハビリテーションの期間は決して冗長ではないことに留意して,的確な診断・評価と認知リハビリテーションの実施,さらに退院後の生活期リハビリテーションをどのように継続するかの提示が必要となる.本稿では,脳卒中により生じる頻度の高い高次脳機能障害に対するリハビリテーション処方のあり方について概説した.
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