特集 大きく変貌したリハビリテーション医療―超高齢・重複障害に対する医療の切り札
各論:領域別のリハビリテーション医療
高次脳機能障害のリハビリテーション医療
羽田 拓也
1
,
安保 雅博
1
1東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座
キーワード:
脳卒中
,
頭部外傷
,
高次脳機能障害
,
失語症
,
神経心理学検査
Keyword:
脳卒中
,
頭部外傷
,
高次脳機能障害
,
失語症
,
神経心理学検査
pp.689-693
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000820
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Headline
・厚生労働省では発症頻度の高い,注意障害,遂行機能障害,記憶障害,社会的行動障害を高次脳機能障害として定義している.
・高次脳機能障害の診断は臨床症状,頭部画像所見,神経心理学検査の結果を総合的に判断し,脳の器質的損傷と症状および評価結果がそれぞれ矛盾しないことを確認する必要がある.
・「脳卒中治療ガイドライン2021〔改訂2023〕」では,脳卒中後の失語症や意欲の低下に対する治療として非侵襲的大脳刺激療法(rTMSなど)の有効性について新たに言及された.
Copyright © 2024, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.