巻頭言
評価・エビデンスに思う
帖佐 悦男
1
1宮崎大学医学部附属病院
pp.879
発行日 2017年9月10日
Published Date 2017/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201077
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この号の執筆と同時期に「The Japanese journal of Rehabilitation Medicine第54巻5号」の巻頭言「学術雑誌の評価法」を執筆させていただいた.執筆依頼が来るたびに,文才があり自由自在に新聞・雑誌の投稿欄に投稿している人が羨ましく,わが身の文才のなさを嘆くばかりある.
さて,医療の評価法に関連してエビデンスがよく取り上げられる.エビデンスとは,科学的根拠の結果を基に「根拠がある」と考えられる事柄をさす.医療において「エビデンス」を証明するには,適切な研究手法を用いて実施されているかが「鍵」であり,その際,治療成績を正しく評価する必要がある.また,医療倫理に基づいた研究であることが必須となる.
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