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増大特集 在宅生活で使える! 福祉用具ガイド
20.自助具など ① 片麻痺
Self-help devices for hemiplegic person
松本 茂男
1
,
金谷 圭子
1
,
猪股 良之
1
Shigeo Matsumoto
1
,
Keiko Kanaya
1
,
Yoshiyuki Inomata
1
1弘前脳卒中・リハビリテーションセンター
1Hirosaki Stroke and Rehabilitation Center
pp.531-534
発行日 2017年5月10日
Published Date 2017/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200964
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概要
自助具とは「self-help devices」の日本語訳であり,身体に障害のある人が日常生活で困難を来している動作を可能な限り自分自身で容易に行えるように補助し,自立を助けるために特別に工夫された道具である.
上田はその著書で「片麻痺では片手しか使えないための不便さが大きいが,工夫さえすれば,ADLの大部分は片手だけで遂行可能なものである.両手動作がどうしても必要なものは,帯・紐を結ぶ,タオルをしぼる,背中をこする,などであり,また,片手でどうしてもできないのは健手の爪を切ることなどである.しかし,これらも種々の工夫で克服することができる.これらの工夫やそのための諸種の補助具を自助具と呼ぶ」1)と記し,種々の工夫と自助具を紹介している.
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