学会印象記
第32回日本義肢装具学会学術集会
森田 千晶
1
1国際医療福祉大学保健医療学部作業療法学科
pp.275-277
発行日 2017年3月10日
Published Date 2017/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200898
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2016年10月15・16日,本州よりも一足早く晩秋の訪れを感じさせる北海道札幌市にて,第32回日本義肢装具学会学術大会が開催され,北海道科学大学保健医療学部義肢装具学科教授の野坂利也先生が大会長を務められました.本学会は義肢装具や福祉用具にかかわる医師,義肢装具士,作業療法士,理学療法士やエンジニアなど多職種の集まる学術団体であり,義肢装具士が大会長を務めるのは歴代6人目となりました.また,北海道での開催は第16回大会(2000年,石井清一大会長)以来14年ぶり2回目で,開拓へのフロンティア精神の根付いた,北海道ならではの「義肢装具のフロンティア〜夢の実現を目指して〜」をテーマに,参加者数(有料入場者数)は1,100名,機器展示やランチョンセミナー協力に50社,一般演題245演題(口述194題,ポスター51題),特別企画・講演7題と盛会に行われました.
野坂大会長は開会の挨拶の後,大会長講演「義足構成要素の技術進歩とそれらに対する評価の試み」をテーマに先生の長年の研究テーマである義足構成要素とエビデンスに基づいた評価について基本的な考え方をご講演されました.作業療法士である筆者にもとてもわかりやすく勉強になる内容でした.
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