学会・研修会印象記
第6回日本DCD学会学術集会
福原 淳生
1
1アスペ・エルデの会
pp.1079
発行日 2023年8月15日
Published Date 2023/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203518
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2023年4月22日(土)〜4月23日(日),新年度が始まり新たな環境での生活が始まる中,第6回日本DCD学会学術集会が岡山コンベンションセンターで開催された.OTや教師等,さまざまな職種の視点や実践について学ぶことができた.
DCD(developmental coordination disorder:発達性協調運動障害)とは,発達障害の一つであり,運動の不器用さがADLの困難さに影響を及ぼしていることを指している.DCDは,他のASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如・多動症)等に比べると認知されていない現状がある.また,運動発達に偏りがあり不器用なことで,スポーツや体育そのものが嫌いになり,できないことを繰り返すことでみじめな思いを積み重ねて,自尊心の低下等の二次的な心理・社会的問題を引き起こしてしまう.そのため,特に学校の体育,スポーツクラブ等の運動を行う場でお子さんたちに合った支援や活動を提供し,みじめな思いをさせないことが重要である.
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