連載 目標を設定した在宅リハビリテーション
脳卒中
長谷川 幹
1
,
中島 鈴美
1
,
大島 豊
1
,
藤田 真樹
1
1三軒茶屋リハビリテーションクリニック
キーワード:
脳卒中
,
訪問の修了
,
自己管理
Keyword:
脳卒中
,
訪問の修了
,
自己管理
pp.642-643
発行日 2016年7月10日
Published Date 2016/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200663
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- 文献概要
当クリニックは,医師,理学療法士,作業療法士が常勤で在宅訪問をしているが,注力している1つに「修了」がある(「終了」ではない).「修了」は「修める」ことで「了」とする意味である.
脳卒中を突然発症した患者は,入院して初めての体験でどうしていいかわからず,医療者の提案に受動的についていくのが精一杯である.数か月〜半年経過して「治らない」ことが徐々に認識され,麻痺などが残った状態で自宅に退院すると,さまざまな不安が増大し,「片麻痺を治したい」などと継続して療法士に依存することが多いが,療法士が適切な方向性を示せないと,共依存関係になりやすい.
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