最後までよい人生を支えるには 多死時代の終末期医療 非がんの終末期を支えるには
脳卒中
崎山 隼人
1
,
山本 亮
1長野県厚生農業協同組合連合会佐久総合病院 総合診療科
キーワード:
意思決定
,
胃造瘻術
,
消化器系内視鏡法
,
ターミナルケア
,
脳卒中
Keyword:
Decision Making
,
Gastrostomy
,
Terminal Care
,
Endoscopy, Digestive System
,
Stroke
pp.1151-1155
発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014056483
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脳卒中の予後は,急性期,急性期を乗り切ったとき,慢性期の3つのステージに分けて考える.急性期の予後は厳しく,家族にとって突然のことであることに留意した説明が必要である.急性期を乗り切っても,経口摂取が困難である場合,胃瘻造設を行うかどうかについては,医学的,倫理的な問題をはらんでおり,慎重な検討が必要である.慢性期においては,徐々に状態が悪化することだけでなく,繰り返す合併症で突然亡くなってしまうことがあることも念頭に置いておくべきである.
©Nankodo Co., Ltd., 2013