これだけは知っておきたい! 内科医のための神経疾患診療 common diseaseとしての神経疾患 内科医はどこまで診るべきか,どこからが専門医か
脳卒中
松木 孝之
1
,
豊田 一則
1国立循環器病研究センター 脳血管内科
キーワード:
医師
,
医師の役割
,
プライマリケア医
,
失語症
,
心臓血管疾患学
,
頭痛
,
内科学
,
複視
,
分類
,
紹介と相談
,
脳卒中
,
タイミング
Keyword:
Aphasia
,
Cardiology
,
Classification
,
Diplopia
,
Headache
,
Internal Medicine
,
Physician's Role
,
Physicians
,
Referral and Consultation
,
Stroke
,
Physicians, Primary Care
pp.857-861
発行日 2014年5月1日
Published Date 2014/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014162840
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医療経済・介護等の点から,脳卒中は社会全体にとって大きな負担となる疾患の一つである.発症様式や患者背景などの病歴,典型的な症状から脳卒中の可能性を疑うことが重要であり,その瞬間が専門医療機関へ紹介するタイミングである.脳梗塞超急性期は発症4.5時間以内に使用できるrt-PA静注療法,さらに血栓回収デバイスを用いた血管内治療の選択肢があり,発症から可能な限り早期に来院することで転帰が良好となる可能性が高まる.脳卒中医と一般内科医とが互いに連携して,脳卒中の迅速な治療や予防に取り組む必要がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2014