Japanese
English
特集 脳性麻痺の歩行機能改善をめざした治療
理学療法
Physical therapy
大畑 光司
1
Koji Ohata
1
1京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻リハビリテーション科学コース
1Human Health Science, Graduate School of Medicine, Kyoto University
キーワード:
脳性麻痺
,
歩行
,
理学療法
Keyword:
脳性麻痺
,
歩行
,
理学療法
pp.119-124
発行日 2016年2月10日
Published Date 2016/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200502
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はじめに
Gross Motor Function Classification System(GMFCS)1)レベルⅠ〜Ⅲに分類される,2歳までに自立した座位保持ができる脳性麻痺児に対する歩行機能改善は,理学療法における重要な目標である.また実用的な歩行の獲得に至らないGMFCSレベルⅣ以下の重症児の場合でも,歩行補助具を用いた歩行トレーニングを行うことは運動機能の維持や向上のための限られた手段の1つである.しかし,歩行機能の改善に向けた歩行トレーニングがどうあるべきかについて十分な議論がなされているとはいえない現状である.本稿では,脳性麻痺児を対象とした歩行トレーニングの概略と,歩行パターンの特徴別に見た歩行介入の方法について述べることを主題とした.
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