連載 身体障害者診断書Q&A
脳卒中片麻痺の診断書
樫本 修
1
1宮城県リハビリテーション支援センター
キーワード:
身体障害者診断書
,
脳卒中
,
回復期リハビリテーション
,
補装具
Keyword:
身体障害者診断書
,
脳卒中
,
回復期リハビリテーション
,
補装具
pp.676-677
発行日 2015年7月10日
Published Date 2015/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200305
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Q1 発症から6か月経過しないと診断できませんか.
A1 身体障害者診断書の記載にあたっては機能回復訓練の終了日をもって症状の固定とするとされています(切断など欠損部位によって判定の下されるものについてはこの限りではありません).脳卒中片麻痺の場合,回復期のリハビリテーションを終えて機能回復の見込みが極めて少ないと判断できる時期に診断書を書くのが一般的です.脳卒中の後遺症として,どの程度の機能障害を残すかを判断するためにはある程度の観察期間が必要で,その時期が発症後おおむね6か月と考えられていますが明確に規定されている訳ではありません.
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