Japanese
English
短報
Mini-Mental State Examination所要時間のカットオフポイント
Cut-off point of the Mini-Mental State Examination time required.
岩瀬 弘明
1
,
村田 伸
1
,
日沖 義治
2
,
北尾 沙友里
2
,
重田 裕子
2
,
中井 良哉
2
,
村上 貴士
2
,
窓場 勝之
2
Hiroaki Iwase
1
,
Shin Murata
1
,
Yoshiharu Hioki
2
,
Sayuri Kitao
2
,
Yuko Shigeta
2
,
Ryoya Nakai
2
,
Takashi Murakami
2
,
Katsuyuki Madoba
2
1京都橘大学健康科学部理学療法学科
2社会福祉法人京都博愛会京都博愛会病院
1Faculty of Health Science, Kyoto Tachibana University
2Department of Rehabilitation, Kyoto Hakuaikai Hospital
キーワード:
MMSE
,
認知機能
,
所要時間
Keyword:
MMSE
,
認知機能
,
所要時間
pp.1083-1086
発行日 2014年11月10日
Published Date 2014/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200052
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要旨:〔目的〕Mini-Mental State Examination(MMSE)の得点と所要時間との関係について検討した.〔対象〕A病院に入院中の患者94名であった.〔方法〕MMSEの得点と所要時間を計測し,その関係について検討した.さらに,MMSE 23/24点をカットオフポイントとしたreceiver operating characteristic曲線を用いて,MMSE所要時間のカットオフ値を求めた.〔結果〕MMSEの得点と所要時間との間に有意な負の相関が認められた.また,MMSE所要時間のカットオフ値は374.5秒であり,area under the curveは0.71であった.〔結語〕本研究の結果から,MMSEの得点が低いものほど,MMSEに要する時間が長くなるという関係が示された.また,MMSEの所要時間が認知機能検査の指標として使用できる可能性が示唆された.
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