Japanese
English
研究と報告
女性高齢者における床からの立ち上がり所要時間と身体機能との関係
Relationship between time to rise from the floor and physical function in the elderly females.
岩瀬 弘明
1,2
,
村田 伸
3
,
宮崎 純弥
4
,
大田尾 浩
5
,
堀江 淳
3
Hiroaki Iwase
1,2
,
Shin Murata
3
,
Junya Miyazaki
4
,
Hiroshi Otao
5
,
Jun Horie
3
1介護老人保健施設ふれあいの里道海
2西九州大学大学院健康福祉学研究科
3西九州大学リハビリテーション学部
4目白大学保健医療学部理学療法学科
5県立広島大学保健福祉学部理学療法学科
1Geriatric Health Services Facility Fureainosato Doukai
2Graduate School of Health and Social Welfare Science, Nishikyushu University
3Faculty of Rehabilitation Science, Nishikyushu University
4Department of Physical Therapy, Faculty of Health Sciences, Mejiro University
5Faculty of Health and Welfare, Prefectural University of Hiroshima
キーワード:
女性高齢者
,
床からの立ち上がり動作
,
身体機能
Keyword:
女性高齢者
,
床からの立ち上がり動作
,
身体機能
pp.163-168
発行日 2012年2月10日
Published Date 2012/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102373
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要旨:〔目的〕女性高齢者を対象に床からの立ち上がり所要時間を測定し,身体機能との関連を検討した.〔対象〕60歳以上の女性高齢者168名(平均年齢74.2±6.4歳)であった.〔方法〕背臥位からの立ち上がり所要時間を測定し,握力,上体起こし,長座体前屈距離,片足立ち保持時間,6分間歩行,足把持力,大腿四頭筋筋力,歩行時間,Timed Up and Go test(TUG)との関連を検討した.〔結果〕重回帰分析によって,床からの立ち上がり所要時間に独立して関係する因子として抽出されたのは,TUG,歩行時間,足把持力,片足立ち保持時間であった.〔結語〕地域在住の女性高齢者では,TUGや歩行時間が短いほど,足把持力は強いほど,片足立ち保持時間が長いほど,床から速く立ち上がれることが示唆された.
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