Japanese
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特集 アンチエイジングとリハビリテーション
サルコペニア
Sarcopenia.
若林 秀隆
1
Hidetaka Wakabayashi
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センターリハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Yokohama City University Medical Center
キーワード:
原発性サルコペニア
,
二次性サルコペニア
Keyword:
原発性サルコペニア
,
二次性サルコペニア
pp.809-816
発行日 2013年9月10日
Published Date 2013/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110231
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サルコペニアの定義
サルコペニアは1989年にRosenbergによって,加齢による筋肉量減少を意味する言葉として提唱された1,2).サルコは肉・筋肉,ペニアは減少・消失を意味するギリシャ語である.
2010年のEuropean Working Group on Sarcopenia in Older People(EWGSOP)のコンセンサス論文では,サルコペニアは進行性,全身性に認める筋肉量減少と筋力低下であり,身体機能障害,生活の質(quality of life;QOL)低下,死のリスクを伴うと定義された3).原因別では,加齢のみが原因の場合を原発性サルコペニア,その他の原因(活動,栄養,疾患)の場合を二次性サルコペニアとしている(表1)3).
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