Japanese
English
症例報告
人工膝関節全置換術後に踵骨脆弱性骨折を合併した2症例
Calcaneal insufficiency fracture after total knee arthroplasty:a report of two cases.
田村 貴行
1
,
町田 敏
1
,
中本 順
1
,
瀬下 寛之
1
,
戸松 泰介
2
,
大高 洋平
3
Takayuki Tamura
1
,
Satoshi Machida
1
,
Jun Nakamoto
1
,
Hiroyuki Seshimo
1
,
Taisuke Tomatsu
2
,
Yohei Otaka
3
1整形外科メディカルパパス
2高木病院
3慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
1Orthopedics Clinic Medical Papas
2Takagi Hospital
3Department of Rehabilitation Medicine, School of Medicine, Keio University
キーワード:
脆弱性骨折
,
人工膝関節全置換術
,
踵骨
Keyword:
脆弱性骨折
,
人工膝関節全置換術
,
踵骨
pp.667-670
発行日 2013年7月10日
Published Date 2013/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110181
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はじめに
人工膝関節全置換術(total knee arthroplasty;TKA)に伴う重大な合併症の1つとして,術後脆弱性骨折が挙げられる.TKA後の脆弱性骨折の報告では,これまでに大腿骨や膝周辺部での骨折1-4)の報告がなされているが,踵骨骨折の報告は少なく,症例報告5-9)が散見される程度である.今回,TKA後に踵骨脆弱性骨折を併発した2症例を経験した.以下に,その臨床的特徴を述べ,骨折発生機序についての考察を行ったので報告する.なお,報告にあたり,患者には十分な説明を行い,書面による同意を得ている.
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