Japanese
English
特集 周術期リハビリテーション
術後リハビリテーションの実際―ICU
Practice of post surgical rehabilitation―ICU.
若林 秀隆
1
Hidetaka Wakabayashi
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センターリハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Yokohama City University Medical Center
キーワード:
ICU無力症(ICUAW)
,
術後回復力強化プログラム(ERAS)
,
早期離床
Keyword:
ICU無力症(ICUAW)
,
術後回復力強化プログラム(ERAS)
,
早期離床
pp.431-437
発行日 2013年5月10日
Published Date 2013/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110106
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はじめに
重症疾患患者に対する集中治療室(intensive care unit;ICU)でのリハビリテーションは従来,ICU退室後に開始すればよいと考えられてきた.しかし近年では,ICU入室中に機能障害や活動制限が悪化するため,ICU入室中にリハビリテーションを行うことの安全性と有効性が検証されてきた1,2).現在ではICU入室時にリハビリテーションを開始することが望ましいとされている.
本稿ではICU無力症(intensive care unit-acquired weakness;ICUAW),術後回復力強化プログラム(enhanced recovery after surgery;ERAS),リハビリテーションプログラム,合併症・リスク管理について解説し,ICUでのリハビリテーション症例を紹介する.
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