Japanese
English
特集 集中治療室から開始する急性期リハビリテーション
7 CCUにおける超急性期心臓リハビリテーションの実際
The Practice of Early Acute Phase Cardiac Rehabilitation in CCU
牧田 茂
1
,
内田 龍制
1
Shigeru Makita
1
,
Ryusei Uchida
1
1埼玉医科大学国際医療センター心臓リハビリテーション科
キーワード:
超急性期
,
心臓リハビリテーション
,
CCU
,
早期離床
,
リスク管理
Keyword:
超急性期
,
心臓リハビリテーション
,
CCU
,
早期離床
,
リスク管理
pp.876-881
発行日 2019年11月18日
Published Date 2019/11/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 心臓リハビリテーションの目的は,過剰な安静の弊害(身体的・精神的デコンディショニング,褥瘡,肺塞栓症など)の防止と運動耐容能の向上によるQOLの改善ならびに患者教育と疾病管理による心疾患再発や再入院の予防である.超急性期では,早期離床と積極的な運動の推進が重要であり,循環動態の把握と循環補助装置などの知識を深め,リスク管理の下で医師,看護師,理学療法士(PT),作業療法士(OT),言語聴覚士(ST)がチームでかかわっていく.開始基準と中止基準を決めて,日々の経過をみながら進めていくきめの細かさが必要となってくる.自立歩行が可能となれば,その後の有酸素トレーニングへと移行していく.そして,回復期や維持期のリハビリテーション医療につなげていく実践が重要となる.
Copyright © 2019, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.