Japanese
English
特集 治療ガイドラインとリハビリテーション
慢性心不全
Consideration of cardiac rehabilitation in guidelines for treatment of chronic heart failure(JCS2010).
齊藤 正和
1
,
安達 裕一
1
,
諸冨 伸夫
2
Masakazu Saitoh
1
,
Yuichi adachi
1
,
Nobuo Morotomi
2
1公益財団法人日本心臓血圧研究振興会附属榊原記念病院理学療法科
2公益財団法人日本心臓血圧研究振興会附属榊原記念病院心臓リハビリテーション室
1Department of Physiotherapy, Sakakibara Heart Institute
2Department of Cardiac Rehabilitation, Sakakibara Heart Institute
キーワード:
慢性心不全
,
ガイドライン
,
心臓リハビリテーション
Keyword:
慢性心不全
,
ガイドライン
,
心臓リハビリテーション
pp.219-224
発行日 2013年3月10日
Published Date 2013/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110045
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はじめに
「慢性心不全治療ガイドライン(2010年改訂版)」1)は,初版や2005年改訂版に比べると,本邦のエビデンスをより反映したガイドラインとなっており,近年の高齢ならびに併存疾患を有する心不全患者に対する治療についても,現時点のエビデンスに基づき作成されたガイドラインである.運動療法や疾病管理プログラムを含む包括的心臓リハビリテーションは,「慢性心不全治療ガイドライン(2010年改訂版)」においても,慢性心不全の非薬物療法治療法の一つとして記述されている.
本稿では「慢性心不全治療ガイドライン(2010年改訂版)」を読み解き,現時点における慢性心不全の病態理解,病期に応じた治療戦略を理解したうえで,どのように包括的心臓リハビリテーションを展開するかについて言及していきたいと考える.
※「図1 心不全の重症度からみた薬物治療,指針」,「表2 心不全の運動療法の禁忌」は,権利者の意向等により冊子体のみの掲載になります.
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