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特集 呼吸リハビリテーション―新しいチーム医療の展開
災害や停電の管理と対策―東日本大震災における在宅酸素療法患者への対応
Support for patients of home oxygen therapy in the great east japan earthquake.
松本 忠明
1
Tadaaki Matsumoto
1
1帝人在宅医療株式会社仙台支店仙台営業所
1Teijin Home Healthcare Ltd. Sendai Branch
キーワード:
東日本大震災
,
在宅酸素療法(HOT)
,
災害支援体制
,
D-MAP
,
安否確認
Keyword:
東日本大震災
,
在宅酸素療法(HOT)
,
災害支援体制
,
D-MAP
,
安否確認
pp.141-148
発行日 2013年2月10日
Published Date 2013/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110017
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はじめに
2011年3月11日午後2時46分,三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の東日本大震災が発生した.東北から関東地方にかけての太平洋沿岸部は津波による壊滅的な被害を受け,電話などの通信機能の途絶や,東北地方440万世帯,関東地方400万世帯の停電など,在宅酸素療法(home oxygen therapy;HOT)患者にも大きな影響が及んだ.
今回の震災では在宅酸素事業者各社が過去の災害の経験を活かし,迅速な安否確認,酸素ボンベの配送に尽力したが,そのなかから,帝人在宅医療株式会社(以下,当社)におけるHOT患者支援活動と,今回の震災から学んだ災害支援における課題を報告する.
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