Japanese
English
増大特集 新・リハビリテーション技術
障害編・その他
呼吸機能障害:人工呼吸管理とウィーニング
Mechanical ventilation management and weaning
笠井 史人
1
,
水間 正澄
1
Fumihito Kasai
1
,
Masazumi Mizuma
1
1昭和大学リハビリテーション医学診療科
1Department of Rehabilitation Medicine, Showa University School of Medicine
キーワード:
ウィーニング
,
人工呼吸管理
,
在宅人工呼吸療法
Keyword:
ウィーニング
,
人工呼吸管理
,
在宅人工呼吸療法
pp.1303-1307
発行日 2002年11月10日
Published Date 2002/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109945
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リハビリテーション医療のなかの呼吸管理
人工呼吸管理にリハビリテーション医療が深く関わるのは,以下の2分野が多いと思われる.
一つめは急性期(もしくは急性増悪期)に救命救急処置として導入した人工呼吸管理から自力呼吸に切り替えていく過程である.人工呼吸管理に至った原因が完全に解決しているならば,リハビリテーションのお世話になる必要は少ないわけで,軽快はしていても原因は障害としてしっかり残存している場合が多い.高位頸髄損傷による呼吸筋麻痺,閉塞性肺疾患の急性増悪や低肺機能患者の肺炎などがこれにあたる.高度の呼吸筋力低下に廃用症候群を伴っている場合が多く,全身的リハビリテーションアプローチが必要となる.
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