Japanese
English
症例報告
脳梗塞と診断された転換性障害の1例
A case report: The misdignosis of conversion disorder as cerebrarl infarction.
依田 光正
1
,
笠井 史人
1
,
高橋 幸雄
1
,
村越 三智子
1
,
庄司 博
1
,
水間 正澄
2
Mitsumasa Yoda
1
,
Fumihito Kasai
1
,
Yukio Takasaki
1
,
Michiko Murakoshi
1
,
Hiroshi shoji
1
,
Masazumi Mizuma
2
1昭和大学藤が丘リハビリテーション病院リハビリテーション科
2昭和大学病院リハビリテーション医学診療科
1Department of Physical Medicine Rehabilitation, Showa University Fujigaoka Rehabilitation Hospital
2Department of Physical Medicine and Rehabilitation, Showa University, School of Medicine
キーワード:
転換性障害
,
脳梗塞
Keyword:
転換性障害
,
脳梗塞
pp.553-556
発行日 2002年6月10日
Published Date 2002/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109787
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はじめに
転換性障害は,DSM-Ⅳ1)では身体表現性障害のなかに位置づけられ,神経疾患やその他の一般身体疾患を示唆するような運動機能,あるいは感覚機能の障害を呈する.そのため,その機能障害に対するリハビリテーションを目的として,明らかな診断がなされないままリハビリテーション科を受診することも稀ではない.今回,前医で脳梗塞と診断・加療された後で当科を受診し,鑑別に難渋しながら転換性障害と診断し,リハビリテーション・アプローチした片麻痺患者を経験したので報告する.
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