Japanese
English
特集 リハビリテーション医学におけるEBM―治療効果の検討
失語症
Speech and language therapy for aphasia and evidence-based medicine.
立石 雅子
1
,
木村 彰男
2
Masako Tateishi
1
,
Akio Kimura
2
1慶應義塾大学病院リハビリテーション科
2慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
1Department of Rehabilitation, Keio University Hospital
2Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine
キーワード:
失語症
,
訓練効果
,
EBM
Keyword:
失語症
,
訓練効果
,
EBM
pp.903-908
発行日 2001年10月10日
Published Date 2001/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109594
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失語症治療とEBM
昨今,EBM(Evidence-based medicine)ということばを,頻繁に耳にするようになった.「信頼できる最新のデータに基づいた,理にかなった医療」を行うという考え方に基づくものである.
EBMが取り入れられるようになった背景には,無作為化比較試験(randomised controlled trial)が数多く行われるようになり,科学的な視点から信頼できるデータが得やすくなっていること,コンピューターの普及によって,医療者がそのようなデータに容易にアクセスできるようになったこと,また医療における経済性が考えられ,効率ということが重視されるようになったこと等の要因があると聞く.
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