Japanese
English
特集 痙性麻痺の治療update
ブロック療法
Block treatment.
佐藤 史江
1
,
眞野 行生
1
Fumie Sato
1
,
Yukio Mano
1
1北海道大学大学院医学研究科リハビリテーション医学
1Department of Rehabilitation and Physical Medicine, Hokkaido University, Graduate School of Medicine
キーワード:
痙縮
,
フェノールブロック(神経ブロック)療法
,
MAB(muscle afferent block)療法
,
ボツリヌス毒素(BTX)療法
,
バクロフェン髄腔内投与療法
Keyword:
痙縮
,
フェノールブロック(神経ブロック)療法
,
MAB(muscle afferent block)療法
,
ボツリヌス毒素(BTX)療法
,
バクロフェン髄腔内投与療法
pp.313-317
発行日 2001年4月10日
Published Date 2001/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109461
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はじめに
中枢神経疾患による痙性麻痺は,その痙縮が過度の場合,上肢であれば介助面,衛生面または美容面で,下肢であれば介助面や歩行能力の面で,その障害の原因になることがある.痙縮の軽減が必要と判断した場合,われわれの方針としてまず理学療法や薬物療法でその軽減を試みるが,効果不十分な場合や投薬治療による健側機能の低下を生じた場合,局所的な痙縮のコントロールが可能という点でブロック療法を選択している.
今回は,当施設で主に行っている神経ブロックとmuscle afferent block(MAB)療法,最近のトピックスについて紹介する.
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