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特集 下肢骨関節症の最近の治療
変形性股関節症の術後リハビリテーション―集中的理学療法と退院後の生活活動回復
Rehabilitation after arthroplasty for osteoarthritis of the hip joint.
鈴木 堅二
1
Kenji Suzuki
1
1帝京大学医学部附属市原病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Ichihara Hospital, Teikyo University School of Medicine
キーワード:
術後リハビリテーション
,
集中的理学療法
,
生活活動
Keyword:
術後リハビリテーション
,
集中的理学療法
,
生活活動
pp.213-219
発行日 2001年3月10日
Published Date 2001/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109437
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はじめに
変形性股関節症(以下,変股症)は,いわゆる「リハビリテーション」の視点からは股関節の運動障害を伴う慢性疼痛疾患と捉えることができる.起居・移動時の股関節痛や腰痛,時には膝痛で発症し,経過とともに慢性疼痛と可動域が増悪して,日常生活における活動が制限される.この慢性疼痛に対して種々の股関節形成術,理学療法や行動療法などの時機を得た介入により生活活動の量と質の維持・向上を図ることが治療目標となる.
ここでは東北大学リハビリテーション医学研究施設で行われていた変股症術後患者に対する集中的理学療法の効果と退院後の生活活動の復帰状況について紹介する.
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