Sweet Spot 映面に見るリハビリテーション
「ダンサー」―ダンス,障害,そして福祉機器の開発
二通 諭
1
1千歳市立北進中学校
pp.85
発行日 2001年1月10日
Published Date 2001/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109407
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「ダンサー」(監督/フレッド・ギャルソン)の主人公インディア(ミア・フライア)は生まれつき口がきけない女性ダンサー.しかし,なぜ口がきけないのかについての説明はない.聴力に異常がなく,発達上の障害もないとなれば,果たして何が原因でこのような状態になったのか,治療,訓練,教育はどうしたのか,といった疑問はフツフツと沸いてくるものの,とにかくダンスを見てくれというわけだ.
ニューヨークで兄と暮らす彼女は,毎週土曜日の夜にクラブに出かけ,一線級のDJが繰り出すさまざまなジャンルの音楽に即座に踊りで対応するバトルに勝ち続ける.このときの踊りのシーンは本当に見応えがある.
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