映画の時間
―ダンスは私にとって哲学だったと言えたら,最高に幸せね―そしてAKIKOは…~あるダンサーの肖像~
桜山 豊夫
pp.597
発行日 2013年7月15日
Published Date 2013/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102798
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「そしてAKIKOは…」は,2011年9月に75歳で亡くなられた,わが国のモダン・ダンスの第一人者であるアキコ・カンダの最後のリサイタルの前後を中心に描いたドキュメンタリー映画です.演出を担当されたのは,これもわが国の女性映画監督の草分け的存在の羽田澄子監督です.この映画を演出されたときは85歳になっていらしたかと思います.
羽田監督は1985年に40代のアキコ・カンダがモダン・ダンスに情熱を傾ける姿を映像に収めた映画「AKIKO―あるダンサーの肖像」を発表されています.そして2010年,70代を迎えた「アキコ」を再び映像に残すところから映画は始まります.
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