連載 人が生きる現場・5
ダンサー・振付家 南村千里さん―踊るという“ことば”
津金 亜貴子
pp.629-631
発行日 2007年8月25日
Published Date 2007/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100716
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
仕事柄,常に“どうしたら相手に気持ちや事柄を伝えられるか”ということを考えている。番組をつくる際には,高いコミュニケーション能力が求められるし,自分にとって重要なテーマだからだ。南村千里さんと出会って半年。会うたびに,考えるヒントをもらう。生後7か月目に感音性高度難聴となり,聴力を失った千里さん。聴こえない相手にどうやって気持ちを伝えたらいいのか。もっと言えば,人は“ことば”でどれだけの気持ちを伝えられるのか,千里さんとの関わりを通してあらためて考えるようになった。今回の現場は,バレエスタジオで行われたダンスワークショップ。コミュニティダンスを教える千里さんの活動を紹介したい。
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.