Japanese
English
特集 職業リハビリテーションの近未来―多様な就労の場を目指して
多様な働く場の開発
Development of Various Working Places.
松為 信雄
1
Nobuo Matsui
1
1日本障害者雇用促進協会・障害者職業総合センター
1Japan Association for Employment of The Disabled, National Institute of Vocational Rehabilitation
キーワード:
雇用
,
福祉的就労
,
移行
,
一体的支援
Keyword:
雇用
,
福祉的就労
,
移行
,
一体的支援
pp.625-630
発行日 2000年7月10日
Published Date 2000/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109266
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はじめに
障害のある人に対する,最近の保健福祉,教育,雇用をめぐる一連の動きはめまぐるしいものがある.たとえば,保健福祉施策の分野では,厚生省障害保健福祉関係三審議会の「今後の障害保健福祉施策の在り方について」(1999年1月)や,厚生省の「社会福祉基礎構造改革について」(1999年4月)が発表された.また,特殊教育分野では,文部省教育課程審議会による「教育課程の基準の改善の基本方向について(中間まとめ)」(1997年11月)が示された.さらに,1997年4月には「障害者の雇用の促進等に関する法律」の改正があり,法定雇用率算定の基礎に知的障害者も加わった.
これらの動きを視野に入れつつ,本論では,2001年の労働省と厚生省の統合でもっとも大きな恩恵を受けると期待される障害者の職業リハビリテーションの諸課題のうち,特に,多様な働く場の開発に焦点をあてて検討する.
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