一頁講座 障害診断のための最新機器
MEG(脳磁図)機器
春田 康博
1
1横河電機株式会社航空宇宙特機事業部MEGセンター
キーワード:
脳磁図
,
脳磁計
,
超伝導量子干渉素子
,
脳機能診断
Keyword:
脳磁図
,
脳磁計
,
超伝導量子干渉素子
,
脳機能診断
pp.387-388
発行日 2000年4月10日
Published Date 2000/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109213
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脳を診断するための画像としては,形態学的な画像と機能的な画像がある.前者はCTやMRに代表されるもので,近年飛躍的な進歩を遂げた.一方,後者は長い歴史を持つ脳波に加えて,最近になってPET,SPECT,fMRI,MEG,NIRSなどが使われるようになってきている.機能的画像は,形態学的画像と協力して今後のさらなる発展が望まれる分野である.
MEG(Magnetoencephalogram;脳磁図)は,神経細胞の活動によって発生する微弱な磁場を測定することにより,脳の機能を診断する装置である.理工学分野の進歩を背景に装置の小型化と高性能化が進められ,ここ2,3年,急速に普及が進みつつある.
本稿では,現在神経科学の分野で最新機器として注目を集めているMEGを紹介する.
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