Japanese
English
今月の主題 排尿障害
話題
脳磁図
Magnetoencephalography
松下 真史
1,2
,
中川 晴夫
1
,
中里 信和
3
,
菅野 彰剛
4,5
,
海法 康裕
1
,
川守田 直樹
1
,
荒井 陽一
1
Mabumi MATSUSHITA
1,2
,
Haruo NAKAGAWA
1
,
Nobukazu NAKASATO
3
,
Akitake KANNO
4,5
,
Yasuhiro KAIHO
1
,
Naoki KAWAMORITA
1
,
Yoichi ARAI
1
1東北大学大学院医学系研究科泌尿器科学
2多賀城腎泌尿器クリニック
3東北大学大学院医学系研究科運動機能再建学分野
4東北大学加齢医学研究所脳機能開発研究分野
5広南病院脳神経外科・東北療護センター
キーワード:
脳磁図
,
体性感覚誘発脳磁界
,
電気刺激療法
,
陰茎背神経
Keyword:
脳磁図
,
体性感覚誘発脳磁界
,
電気刺激療法
,
陰茎背神経
pp.819-822
発行日 2010年7月15日
Published Date 2010/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102346
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
1 . はじめに
近年,画像技術の進歩に伴いfMRI(functional magnetic resonance imaging)やPET(positron emission tomography)などを利用した蓄尿・排尿に関する脳の新しい知見,また頻尿や尿失禁の治療法である電気刺激療法の脳の反応に関する報告もされている1~3).これらの検討により排尿障害と脳機能との関連が徐々に明らかになってきている.fMRIやPETは空間分解能には優れており,蓄尿に関する脳の反応部位などを明らかにすることには有用であるが,時間分解能については劣ると考えられており,この欠点を補う検査法の実用化が待たれている.そこで今回,筆者らは時間・空間分解能に優れている脳磁図を泌尿器科領域に応用したので紹介する.
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.