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今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり
脳磁図によるてんかん焦点の診断
Diagnosis of epileptic foci using magnetoencephalography
湯本 真人
1
1東京大学大学院 医学系研究科内科学専攻病態診断医学講座
キーワード:
脳磁図(MEG)
,
脳磁計
,
超伝導量子干渉素子(SQUID)磁束計
,
脳波(EEG)
,
てんかん
Keyword:
脳磁図(MEG)
,
脳磁計
,
超伝導量子干渉素子(SQUID)磁束計
,
脳波(EEG)
,
てんかん
pp.1060-1069
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542104008
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●脳磁図(MEG)が記録する磁束密度は,脳波(EEG)が記録する電位と比べ生体による歪が少なく,てんかんの電気活動の局在を高空間分解能で捕らえることができる.
●MEGでは理論上みえない電源があり,深さにより感度は急速に低下するが,てんかんの診断上は大きな欠点にはなっていない.
●ルーチンのEEG検査のみではてんかん性突発波の検出が困難であり,MEGにより検出可能となる症例が約1割存在する.
●MEG,EEG単独では決定打に欠ける所見も,双方同時に記録し判読することで診断精度が高まる.
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