Japanese
English
短報
リハビリテーション施設における脳卒中患者の排尿状態に関する検討
Micturitional Status of Stroke Patients in Rehabilitation Institute.
北村 寛
1
,
後藤 義朗
2
,
松川 雅則
3
,
塚本 泰司
3
Hiroshi Kitamura
1
,
Yoshiro Goto
2
,
Masanori Matsukawa
3
,
Taiji Tsukamoto
3
1北海道社会事業協会洞爺病院泌尿器科
2北海道社会事業協会洞爺病院リハビリテーション科
3札幌医科大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Toya Kyokai Hospital
2Department of Rehabilitation, Toya Kyokai Hospital
3Department of Urology, Sapporo Medical University School of Medicine
キーワード:
脳卒中
,
排尿状態
,
膀胱機能
Keyword:
脳卒中
,
排尿状態
,
膀胱機能
pp.781-784
発行日 1998年8月10日
Published Date 1998/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108731
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はじめに
脳卒中患者の排尿障害は患者の神経学的状態により表面化されないことが少なくない.当施設は脳卒中リハビリテーションセンターにて患者のリハビリテーションに取り組んでいるが,何らかの排尿症状を有し泌尿器科を受診する患者は全体の約40%である.しかし,泌尿器科を受診していない患者でオムツや排泄の介助を受けている例もあり,そのような例を含めた症状を訴えない患者の排尿状態を把握することも重要である.
今回,われわれはリハビリテーション目的にて入院した症例のうち,排尿障害にて泌尿器科を受診した症例と,排尿障害以外の目的にて泌尿器科を受診した症例の膀胱機能を比較検討したので報告する.
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