Japanese
English
調査
作業療法士のケアマネジメント関連項目に対する自己評価の特徴に関する研究
Evaluation of Adaptability for Occupational Therapists on Their Professional Skills and Knowledge related to Care Management.
安梅 勅江
1
,
高山 忠雄
2
Tokie Anme
1
,
Tadao Takayama
2
1国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所
2岡山県立大学保健福祉学科
1Research Institute of National Rehabilitation Center for the Disabled
2Okayama Prefectual University
キーワード:
ケアマネジメント
,
作業療法士
,
評価
Keyword:
ケアマネジメント
,
作業療法士
,
評価
pp.785-790
発行日 1998年8月10日
Published Date 1998/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108732
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
多様化・増大化するリハビリテーションニーズに対応するため,リハビリテーション専門職においては,各種保健福祉専門職とのさらなる連携の時代を迎えている.公的介護保険の導入ともあいまって,対象者に対するケアマネジメントを実施する際,これら各種専門職が共通基盤として共有化の必要な知識・技術の体系的整理が求められている1).
作業療法士は,生活場面におけるアセスメントに取り組み,病院はもとより,地域医療,保健,福祉とのかかわりのなかで役割を拡大してきた2).寺山3)は,ケアマネジメントのなかで作業療法士が果たすべき役割として,1)ケアマネジメントチームの一員としてのサービス提供者の役割,2)介護保険の「要介護認定審査員」の役割,3)ケアマネジャーからの専門的アセスメントの依頼に応える役割,4)ケアマネジャーとしての役割,をあげ,作業療法士のケアマネジャーとしての適任性を述べている.
一方,ケアマネジメントにおいては従来以上に他職種との連携が重要な要素となるものの,作業療法士と他職種とのケアマネジメントに関する意識の差異については,これまで全国調査に基づき実証的に報告されたものは存在しない.
本研究は,作業療法士のケアマネジメント関連項目に対する自己評価の特徴を他職種との比較から明らかにし,今後の教育のあり方等に関する情報を得ることを目的とするものである.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.