Japanese
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講座 作業療法の理論
6.精神科作業療法の理論と実際―その概観
Theory and Practice of Psychiatric Occupational Therapy.
樋田 精一
1
Seiichi Toida
1
1国立精神・神経センター武蔵病院
1National Center Hospital for Mental Nervous and Muscular Disorders, NCNP
キーワード:
精神科作業療法
,
理論
,
歴史
,
実際
Keyword:
精神科作業療法
,
理論
,
歴史
,
実際
pp.559-564
発行日 1998年6月10日
Published Date 1998/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108683
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はじめに
どのような作業療法にしても,これを行うからには,それがなぜ有効であるのか,どうしたらその有効性を高められるのかといった,ある「考え」があるというのは自明のことであろう.その「考え」が一般化されたものを理論と呼ぶ.本稿では,まず,精神科で行われる作業療法の理論についてその歴史を含めて概観する.次いで,精神障害者のリハビリテーションを行ううえで必要な,精神の「障害」の概念に関する最新の考え方について述べる.これも理論の一部をなすものである.そして,今日行われている精神科作業療法の実際について,作業療法現場からの報告や論文の紹介を通してその大要が見通せるようにする.
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