書評
Basmajian JV・他編著/加倉井周一・他監訳―リハビリテーション治療選択基準―リハビリテーション医学における科学性の追求
千野 直一
1
1慶應義塾大学リハビリテーション医学教室
pp.288
発行日 1998年3月10日
Published Date 1998/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108623
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本書はBasmajian JVとBanerjee SN編著「Clinical Decision Making in Rehabilitation―Efficacy and Outcomes」の翻訳書である.日本語で,その表題を「リハビリテーション治療選択基準」と訳し,さらに,「リハビリテーション医学における科学性の追求」と副題がついている.
監訳者が原著にない副題をあえて付したことは,その「監訳者のことば」にもあるようにリハビリテーション医学・医療は,他の臨床分野と同じように科学的な実証のもとに施行されなければならないことを強調したかったからであろう.事実,本書の内容は,副題のほうが的確に示している.
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