―Clyde A. Edwards著 加倉井周一訳（東京都補装具研究所）―靴型装具製作マニュアル

　最近，日常の生活で使うもののなかに外国製の物を買った方が良い品物はあるだろうかという議論になった．結論はナチュラルチーズと靴ぐらいではないかという議論になった．義肢・装具の分野でも諸外国に劣らない製品が出来るようになった．しかし，靴型装具となると問題である．今まで我が国では，靴型装具の処方やチェック・アウトについては多くの文献が出版されており中には非常に優れた物も見ることができる．ところが，製作法に関する文献は皆無といってよかった．

　今回，幸いなことに都補装具研の加倉井所長が，西ドイツの教科書である「靴型装具のすべて」の翻訳につづいて，アメリカのEdwards氏の著書「靴型装具製作マニュアル」を訳して出版された．