ひと
昭和62年度飯田賞を受賞された 加倉井周一(かくらいしゅういち)氏
津山 直一
1
1国立身体障害者リハビリテーションセンター
pp.415
発行日 1988年5月10日
Published Date 1988/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105830
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氏は昭和38年東大医学部卒,39年に整形外科教室に大学院学生として入られ,骨形成不全症の研究を行われると共に整形外科学一般を研修,43年に大学院修了,44年より東京都補装具研に入られ欧米に留学され,46年には若年ながら研究所長に任ぜられ,以来日本リハ医学会リハ機器委員長,日本整形外科学会義肢装具等委員長を多年勤められるほか多くの同分野での業績を挙げられた.
そのうち義肢装具同好会を研究会,次いで学会にまで育てられその事務局を担当され,義肢,装具,リハ機器の試験評価のためのJIS規格標準化,義肢装具関係の用語の統一,義肢装具士の資格制度の法制定等に多大の盡力をされた.特に義肢装具士資格制度の多年の懸案を昨年5月実現にまで運ばれた最大の功労者の一人である.
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