Japanese
English
特集 慢性関節リウマチのリハビリテーション
装具・自助具の適応と効果
Orthotics and Assistive Devices for RA Patients.
竹中 晋
1
,
椿原 彰夫
2
Susumu Takenaka
1
,
Akio Tsubahara
2
1三豊総合病院リハビリテーション科
2川崎医科大学リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Mitoyo General Hospital
2Department of Rehabilitation Medicine, Kawasaki Medical School
キーワード:
慢性関節リウマチ
,
関節変形
,
装具
,
自助具
Keyword:
慢性関節リウマチ
,
関節変形
,
装具
,
自助具
pp.621-626
発行日 1997年7月10日
Published Date 1997/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108419
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
慢性関節リウマチ(以下,RA)は,初発病変として滑膜の炎症を生じ,関節軟骨・軟骨下骨の破壊と関節周囲組織の脆弱化を来し,最終的に関節の変形・強直を呈する疾患である1).
RA患者がリハビリテーション科を受診する時期は,関節痛・関節腫脹を主訴とした急性炎症期から,炎症症状は落ち着いたが多関節に変形を生じた結果,日常生活が著しく制限されている晩期にまでわたる.したがって,個々の患者の呈する障害像も非常に多様なものとなり,RA患者に処方する装具・自助具の形態・目的も画一的なものとはなり得ず,各症例ごとに細部にわたった検討が必要とされる.
本稿ではRA患者に処方される頻度の高い装具・自助具にっき,その適応と効果を述べる.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.